私はものすごく幼い頃から親や周りの大人、社会が大切なものを見失い自分にとって大切な時間や環境、ものを否定され競争に巻き込まれていくのが本当に嫌でした。
こんな社会を変えたい、少なくても自分だけは意味のない社会規範やそれを押し付けてくる人に巻き込まれたくないと常々思ってきました。
そして、昭和、平成が終わり令和になっても、まだ人々は大切なものを見失い右往左往しているように見えます。
ではそんなわたしたちはどうやったら今の閉塞状況を打開できるのか?
それにはベーシックインカム導入などの経済的な仕組みの他に、わたしたちの価値観の転換が不可欠です。
私達は自分で洗脳されていることに気づき、洗脳を解くことが大事です。
“自分にとって何が大切で、何があれば自分は満足でこの人生を全うして終われるのか”
“自分は本当は何を感じていて何をしたいのか”
そんなことを考えさせられるお話があるので紹介したいと思います。
「壷と大きな岩」のお話
ある大学でこんな授業があったという。
「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。
その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。
「この壺は満杯か?」教室中の学生が「はい」と答えた。
「本当に?」そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出した。
そしてじゃりを壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。
そしてもう一度聞いた。
「この壺は満杯か?」学生は答えられない。
一人の生徒が「多分違うだろう」と答えた。
教授は「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。
それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。
「この壺はこれでいっぱいになったか?」
学生は声を揃えて、「いや」と答えた。
教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。
「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」
一人の学生が手を挙げた。
「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、
いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」
「それは違う」と教授は言った。
「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、
大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないという事なんだ」
君たちの人生にとって”大きな岩”とは何だろう、と教授は話し始める。
それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり・自分の夢であったり…。
ここで言う”大きな岩”とは、君たちにとって一番大事なものだ。
それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。
もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、 君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。
英文【原文】
The Big Rocks of Life
A while back I was reading about an expert on subject of time management.One day this expert was speaking to a group of business students and,to drive home a point, used an illustration I’m sure those students will never forget. After I share it with you, you’ll never forget it either. As this man stood in front of the group of high-powered overachievers he said, “Okay, time for a quiz.” Then he pulled out a one-gallon, wide-mouthed mason jar and set it on a table in front of him. Then he produced about a dozen fist-sized rocks and carefully placed them, one at a time, into the jar. When the jar was filled to the top and no more rocks would fit inside, he asked, “Is this jar full?” Everyone in the class said, “Yes.” Then he said, “Really?” He reached under the table and pulled out a bucket of gravel. Then he dumped some gravel in and shook the jar causing pieces of gravel to work themselves down into the spaces between the big rocks. Then he smiled and asked the group once more, “Is the jar full?” By this time the class was onto him. “Probably not,” one of them answered. “Good!” he replied. And he reached under the table and brought out a bucket of sand. He started dumping the sand in and it went into all the spaces left between the rocks and the gravel. Once more he asked the question, “Is this jar full?” “No!” the class shouted. Once again he said, “Good!” Then he grabbed a pitcher of water and began to pour it in until the jar was filled to the brim. Then he looked up at the class and asked, “What is the point of this illustration?” One eager beaver raised his hand and said, “The point is, no matter how full your schedule is, if you try really hard, you can always fit some more things into it!” “No,” the speaker replied, “that’s not the point. The truth this illustration teaches us is: If you don’t put the big rocks in first, you’ll never get them in at all.” The title of this letter is The “Big Rocks” of Life. What are the big rocks in your life? A project that YOU want to accomplish? Time with your loved ones? Your faith, your education, your finances? A cause? Teaching or mentoring others? Remember to put these BIG ROCKS in first or you’ll never get them in at all.
※引用サイト:壺と大きな岩のお話 https://blog.goo.ne.jp/setsuto/e/332570b94dd440ad48fd8503788860e4
この壺の話は本当になにが優先順位かを気づかせてくれるよいお話で、自分の人生を砂みたいな味気ないもので終わらせてはならないと思わされてしまいます。
仕事とは得てして自分のやりたいこととベクトルが逸れるがちで、しかもそれに徐々に多くのリソースが割かれてしまいます。
自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、 君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。
自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。
よく考えてみてください
学校や会社、お金のためだけの仕事、表面はよく見せても実は利用してくるだけの職場の人、意味のない友達、くだらない仲間、くだらない集まり、いらない物、高価な車、家、必要以上に着飾ること、自分を理解していないフォロワー、SNS…
そんなものは果たして自分にとって本当に必要なものなのでしょうか?
この話を思い出していらないものに囚われそうになった時自分を見直してみたいと思います。