2022-02-01

そんな地獄と天国が共存している世界で

先日訪れた教会で、教会内部の撮影を許可していただき撮影しているうちに、教会の空間にいると頭がすっきりしてくることに気づきました。

小さな音でも響く静かな空間にいると自分の心の妄想がはっきりしてきます。

人間の脳は倫理的にいいことと悪いことを判断する領域があり、その倫理基準に従って思考を整理するのだそうです。

日々積み重なって整理しきれない問題は、教会で座っていると静かに落ち着いて心が穏やかになる感じがします。

教会建築の好きなところは仄暗い空間の中で光の存在が空間の主要なファクターになっているところです。

生き物は光を求めて成長します、光については色々考えるのですが最近印象に残ったのは人間性心理学を創始したカール・ロジャーズの、自己成長をじゃがいもの芽に喩えてた話です。

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彼が少年時代に見た、小さな窓しかない地下室の貯蔵庫に入れられていたジャガイモを引きあいに出します。

二メートルも地下に置かれているそのジャガイモは、それでも窓からもれてくる薄日に届こうと60センチも90センチも延びていく。ここに彼は生命の本質を見ます。

「<いのち>は、たとえそれが開花することがなくても諦めません。おそろしく歪んでしまった人生を生きているクライエントと面接しながら、州立病院に戻ってきた人たちと接しながら、私はよく、あのジャガイモの芽を思い出します。

彼らがあまりにひどい状況を生きてきたために、その人生は異常で、歪められ、人間らしくないように思えます。

けれどその基本的な志向性は信頼することができるのです。彼らの行動を理解する手てがかりは、もちろん自分に可能なやり方に限られてはいますが、成長と生成に向かってもがいているということです。・・・この潜在的な建設的傾向がバースンセンタード・アプローチの基本なのです」(Rogers,1980)

たんぽぽの心の旅のアルバム「カール・ロジャーズ入門-自分が”自分”になるということ』より-<いのち>への信頼」より引用

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このあと人権プラザでアイヌの写真展を見ようと思ったのですが、コロナで閉まっていました悲しい。

少し遠かったのですが、築地カトリック教会にもお邪魔しました。

事務の方が親切に英語で神父さんに取り次いでくれて、許可をいただき撮影させていただきました(本当にやさしい。。)

きれいなファサードです

清潔感があり温かみのある空間でした、直に礼拝に来られた方が来たので撮影は中断しました。

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